中学受験の国語は算数と同じで配点の高い教科です。
算数ほど差はつかない教科なのですが、しっかりとやっておくに越したことはありません。
ケンタは国語が苦手だったので、国語はSAPIXのテキストだけで完結することなく、市販の教材もいろいろと買いました。
ケンタを見ていて思ったのは、国語が苦手な子は塾だけでは成績があがらないということ。
集団授業の限界というか、添削も含めて1人1人丁寧に見てもらうことはできなかったので、家で取り組むしかありません。
もしくは、国語に関しては個別指導やプロの家庭教師の方がいいのだろうと思います。
塾で教える国語は解説が詳しく、家庭学習におすすめ
国語の問題集のおすすめは、下の2冊。
残念だったのが、絶版になったのかわからないけど手に入りにくかったことです。
まず、本屋さんには売ってませんでしたから、小5の冬にアマゾンの中古で購入しました。
難関校を目指しているけれども国語が苦手なら、ぜひとも入手して取り組んでください。
それくらい価値のある問題集でした。
塾で教える国語の特長
本書は、トップレベルの国立・私立中学入試の受験生に最適な参考書です。
難関校の読解問題を自分の力で確実に解けるようにするために、一問一問の解き方を丁寧に詳しく解説しています。
この2冊は難関校といわれる中学校の入試問題が別冊になっていて、解説が本体になっているくらいですから、1人でも非常に取り組みやすいのです。
どうやって、その答えが導き出されるのか?という根拠がしっかりと解説してあります。
ここまでしっかりと根拠を明示してある問題集って見かけません!
家庭学習にピッタリの問題集です。
【中学受験】塾で教える国語の文学的文章の読解(随筆分・物語文)
- 随筆文が4題
- 物語文が15題
カバーに書かれてあるとおり、解き方が詳しくかかれてありますから家庭学習で一人で取り組みやすいです。
我が家ではケンタに任せっきりにせず、一緒に取り組みました。
物語文や随筆文は論説文や説明文と違って、本文にはっきりと書かれていない答えを導き出さなければなりません。
解釈の仕方が違っていたりすることもあると思うのですが、そこは本文の内容を根拠に、常識的に考えて答えを導き出さなければならないのが、精神的に幼い子には難しいところ。
だから、常識とか、人としてあるべき姿というものは、ある程度は周りの大人が子供に教えて、覚えておかなければなりません。
中学受験の国語で求められる生徒はどんな子供?
中学受験で求められるのは、良識を備えた「良い子」です。
「良い子」ならこう答えるはずだというものが、正解とされます。
物語文が読めるようになるには、この2つが必要です。
- 心情の読み取り
- 常識や良識を理解する
2つのポイントが解説で丁寧に説明されているのでわかりやすいです。
【中学受験】塾で教える国語の論理的文章の読解(説明文・論説文)
- 説明文が13題
- 論説文が5題
文学的文章とは違って、説明文や論説文は答えを出すヒントは本文中に必ず書かれてあります。
抜き出し問題では、確実に本文にありますよね。
記号選択問題でも精読していなければ引っかかりますが、正しい選択肢と同じ内容が本文に必ず書いてあります。
論理的文章の読解で大切な部分に関しては、解法のポイントとして書かれていますし、読解へのアプローチという形で要点がとてもわかりやすくまとめられています。
出題テーマの背景知識を学ぶには『中学受験 必ず出てくる国語のテーマ』がおすすめ
中学受験でよく出題される国語のテーマについての書籍が中学受験 必ず出てくる国語のテーマ
中学受験国語の頻出12テーマについて書かれている書籍なのですが、背景知識(道徳的価値観など)を学べるので国語力アップに貢献してくれるはずです。
小学生ではまだ経験したことのないような内容の文章(両親の離婚や死別、戦争など)も、中学受験では出題されます。
経験したことがない文章にであった場合に、背景知識があるのとないのとでは読解のスピードが違ってくると思いませんか?
背景知識があると、この文章のテーマは○○だということが理解でき、読みやすくなりますよ。
国語が苦手なら集団塾のみでは成績を上げるのは難しい!
石原千秋先生も著書である秘伝 中学入試国語読解法
わからなければ、覚えるくらいでないとダメなんですよね。
国語はある程度、解けるようになるまでにかなりの時間を費やしますし、読めるようになったかどうかがイマイチ掴みづらい教科であるので悩ましかったです。
国語が苦手な場合で時間があまりないのであれば、一番効果的なのはプロの家庭教師や個別指導でマンツーマンで見てもらうことです。
集団塾ではやはり国語の記述に関しては丁寧に見てもらうことは難しいと実感しています。
塾で丁寧に見てもらえないなら、家庭で見てやるか、プロに頼むしか選択肢はありません。
家でやるにしても親自身が中学受験国語の勉強をしないといけないので、かなり大変ですし、間違ったやり方だと成績が上がるどころか、逆に下がる可能性もあります。
一番いいのは、やはりプロに指導してもらうことですね。
中学受験のプロの指導であれば、子供が今何につまづいていて、今何を学習すべきなのかを明確にしてくれます。
実際の授業を行う中で問題への取り組み方をプロの目線から分析してくれますし、集団塾では無理な手厚いサポートがあるので、親である私たちも安心して子供を任せられます。
今の課題は何なのか?を明確にし、 実際の授業を行う中で問題への取り組み方をプロの目線から分析して指導してもらえます。
教え方という技術面だけでなく、精神的な面でも健全で愛情あふれる指導をしてもらえます。
塾では精神的なケアを求めるのは不可能なので、家庭教師にサポートしてもらえるのは心強いです!
中学受験のプロの指導はハードルが高いと思うならば、オンラインでの個別指導もありますよ。
こちらは指導日以外でも相談が可能なので、わからないところがあると気軽に相談できます。
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塾で教える国語についてのまとめ
塾で教える国語の2冊に取り組むことで読み方は身に付き、最終的には他の教科の足を引っ張らない程度までには成績が上がりました。
こちらの記事では、田代式国語の神技を使って中学受験国語の記述力を向上させるための取り組みについて書いています。
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