中学受験の理科は実際の入試では必ず計算問題が出題されますし、苦手としている受験生も多いかもしれません。
学校にもよりますが、理科の計算問題では(1)の問いで求めた数値を使って(2)以降を解かなければならないというような問題もあります。
このような問題で一問間違えてしまうと、それ以降の問題も連鎖的に間違えてしまい大量失点となります。
実際の入試では理科はそれほど差がつかないので、大量失点は絶対に避けなければなりません。
SAPIXのテキストは問題の量も豊富なのですが、昔のテキストに戻ってやり直すというのが少々不便です。
そこで計算問題だけを入試問題から取り上げて掲載している合格トレイン理科計算問題を買って、取り組みました。
合格トレイン理科計算問題で効率よく計算問題をマスターする

合格トレイン理科計算問題は関西の国立、私立中学の入試問題を中心に構成されていました。
たまに東海地方の中学の問題も掲載されています。
合格トレイン理科計算問題の特長
- 実際の入試に出た問題から厳選
- 類題を多数収録しているため反復練習が可能
- 段階的な問題配列
合格トレイン理科計算問題は、国立・私立中学137校の入試問題を5年分にわたって調査して、合計4912題の入試問題から厳選した問題集です。
基礎的な問題から、発展問題まで掲載されているので志望校に合わせて問題をピックアップして取り組むとよいでしょう。
ケンタの場合は6年生の夏休み前くらいでしょうか、まだ時間に余裕がある時期に苦手な単元を中心に取り組みました。
また、秋の模試で失点した単元もいくつか問題をピックアップしてやった記憶があります。
5年生くらいだと、標準問題だけ取り組むとよいです。
標準問題は基礎問題のような感じで、入試問題であっても簡単で取り組みやすい問題が多いですよ。
発展問題はかなり難しいものもありますから、5年生にはちょっとハードルが高いかも。
まぁ、解けるのであればガンガン解いていっていいと思いますが。
算数もですけど、理科の計算問題も関東の学校よりも灘や甲陽学院などの関西の難関中学の問題の方が難しいものが多いなと感じました。
実際に合格トレインの発展問題に掲載されている学校は、下の3校が多かったです。
- 灘
- 甲陽学院
- 西大和
ちなみにSAPIX6年生の理科のテキストの発展の最後の問題は、関西の甲陽学院などの難関中学向けの問題だと先生はおっしゃってました。
合格トレイン理科計算問題の目次
全部で18章で構成されています。
合格トレイン理科計算問題の目次
- てこ
- ばね
- 滑車・輪じく
- 浮力
- モノの運動
- 電流
- 音の性質
- モノの体積と温度
- モノの燃え方
- 気体の発生
- モノの溶け方
- 中和
- 植物のはたらき
- ヒトのからだ
- 地震
- 地層
- 天気
- 天体
計算問題だけでもこれだけの単元を網羅してあるので、5年生くらいから取り組めばこの1冊を仕上げられるのではないかな?
しっかりやり込めば、ほとんどの学校の理科の計算問題で困ることはなくなりそうですね。







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