中学受験では算数が重要とよくいわれます。
確かに入試で合格者平均と受験者平均の差が大きい(一番差がつく教科)のが算数ですから、苦手意識はない方がいいです。
どのように勉強すればいいのか困っているあなたに向けて解説します。
しっかりとポイントを押さえた学習法を実践していけば、次第に算数の成績は上がっていくので大丈夫ですよ!
中学受験の算数が苦手でできない?基礎を徹底すればできるようになる!
SAPIX(サピックス)の保護者会でよく言われていたのが、勉強時間は算数を一番長くしてくださいということでした。
1週間の勉強時間を10とすると、各教科の時間配分はこんな感じ。
- 算数が5
- 国語が2.5
- 理科と社会で2.5
勉強時間の半分を算数に費やせということですね。
算数が苦手な場合は、まずは基礎をしっかり定着させることから始めましょう。
算数は積み重ねの教科です。
算数ができない、苦手な場合は下記のようなことがありませんか?
- 計算力がない
- 解く問題の数が少ない
- 問題をしっかりと読んでない
- 解法を丸暗記していて応用問題が解けない
中学受験の算数の苦手克服方法①:基礎をしっかり!まずは計算問題の反復練習
なんといっても算数の基礎は計算です。
入試でも1問は計算問題が出題される学校も多いです。
計算問題で点を落とすとかなり不利です。
また、立式できても、計算で間違うと答えだけを書かされるサピックスのテストのような問題では点数になりません。
難関校の算数の入試問題では、考え方の過程も書かされることも多く、部分点をもらえます。
ただし、考え方や途中式が甘く、条件が不足している場合などは、答えが正しくても過程のところで減点する学校もありますよ。
計算は訓練すれば、誰でも必ずできるようになります。
しかも、速く正確に解けるようなるまで訓練あるのみ!
たかが計算と侮ってはいけませんよ。努力が必要です。
- 途中式を書かずに暗算してませんか?
- 暗算せずに、途中式も書きましょう
- 繰り上がり、繰り下がりなど、頭の中でやってませんか?
- 面倒だけど繰り上がり、繰り下がりも書き込んでみてはどうでしょうか?
計算問題は毎日取り組むべきです。
何でもいいので、問題集やドリルで繰り返し計算練習やるといいと思います。
サピックスだったら基礎トレがありますし、必ず計算問題が出てきます。
5年生までは計算コンテスト(計コン)もありますし、ストップウォッチやタイマーで時間を計りながら、きっちりやってくださいね。
計コンは親子で競争しながら解いていくと真剣に取り組めるし、子供の苦痛がちょっとだけ和らぎます(笑)
我が家ではいつもではないけど、子供が計コンをやりたくないときは勝負してましたよ!
中学受験の算数の苦手克服方法②:問題の演習量は足りてる?数をこなすことも時には必要
算数が苦手な人は問題の演習量は足りてますか?
SAPIX(サピックス)ならテキストをしっかりとやれば問題の量が不足しているとは思わないけれど、きちんと解いてますか?
他塾で演習量が少ないなら市販の問題集を利用しましょう。
熊野孝哉先生の分野別の問題集は基本から応用問題までありますし、なにより解説が非常に丁寧で解法も2パターン(多ければ3パターンのものもあり)ほど掲載されているので、算数が苦手ならおすすめします。
しっかりと、解説を読んでどうしてそのような解き方になるのかを理解してください!
そうすれば、算数の力が付くはずです!
解いて丸付けだけで終わらせてませんよね?
きちんと間違い直しまでやってください。
中学受験の算数の苦手克服方法③:問題文はしっかり読んでる?
算数の問題は国語の問題文よりもずっと短く、簡単です。
条件を見落とさないように、何を答えればよいのかを注意しながら問題文を読んでください。
読み飛ばし厳禁です!
実際の入試問題は、リード文だけでもかなりの長文だったりします。
6年生になる前から、しっかりと問題文を読む練習はしておいた方がいいですよ。
中学受験の算数の苦手克服方法④:解法丸暗記ではなくどうしてそうなるのか?考える習慣をつけておくこと
4年生や5年生の前半までは算数ができていたのに、急に算数ができなくなる人がいます。
サピックスの保護者説明会でも言われていたのですが、中には意味も理解せずに解法を丸暗記する人もいるそうです。
だから、素直な問題やテキストの数値替え問題ならば解けるけれども、ちょっとひねってあると、急に解けなくなるらしい。
何も考えずに解法だけ丸暗記してしまうのは良くないですね。
試行錯誤しながらでも、じっくり考える習慣をつけないと、学年があがったからといってすぐに解けるようにはなりません。
1週間に1回でもいいので、10分から15分くらいは難しめの問題に取り組むのもいいのではないでしょうか。
答えまで導き出せなくてもよいので、とにかくじっくりと考える習慣をつける練習です。
難関校といわれるような男子校の算数の入試問題は一見すると、今までに解いたことのないような問題として出題されたりします。
日頃からじっくり読んで考えることが習慣になっていれば、解法の糸口がわかるようになってきます。
実際には捨て問と呼ばれるような、ほとんどの受験生が解けない問題もありますけどね。
捨て問かどうかは、演習量を増やしていくことで、そこそこ判断できるようになってくるらしいです。
ケンタが言ってました。
SAPIXでの算数の成績が平均以下の場合は、基礎を徹底的に攻略する
サピックスの6年生の場合、テキスト(デイリーサポート)の難易度がA~Eまで分かれています。
4年生や5年生は☆の数で難易度がわかるようになっていたかな?
忘れてしまいました(^^;)
サピックスは他塾と違い、5年生まではテキストは全コース同じです。
(6年生になるとコースによって配られるプリントが違ったりしますが、平常授業のテキストは同じ。)
校舎によっても違うかもしれないけど、αコースはデイリーチェックテストの代わりに、どこかの学校の過去の入試問題を解きます。
その点数が各校舎のαコース全体の上位100名くらいは名前が張り出されていたとケンタは言っていました。
たぶん、6年生はαコースとアルファベットクラスで違うプリントが配られてると思うよ。
αコースでもデイリーチェックテストは授業中にはやらないけど、配られてた。
アルファベットクラスの子は、入試問題演習のプリントは配られず、デイリーチェックテストを受けてるって言ってたよ。
テキストはどのコースも同じだから、ヤル気があれば、たとえ下のコースであっても全部やることは可能です。
全部解けるようになったうえで、初見の問題でもある程度解けるようになるとSAPIX偏差値60は超えますよ。
マンスリーテストや組み分けテストでは、実際の入試問題とは違って難易度が高い問題は大抵最後の方にしか出てきません。
とにかく、大問1から大問4あたりまでをしっかりとケアレスミスなく解けるようにしておけば、それなりに点数は上がるはず。
下のコースでは授業で扱わない問題も多いと思うけれども、ヤル気さえあれば算数もできるようになるはず。
6年生は時間がない!弱点を見極めて潰すのが先決
簡単な問題のはずなのに、解けない問題を放置したままにしていませんか?
全く理解できない、理解があやふやな問題を放置するのは絶対にやめてください!!
5年生までだと家庭で試行錯誤する時間も十分あるのですが、6年生はそんな悠長なことをいってられません。
そんなときは、中学受験の算数を知り尽くしたプロに指導を仰ぎましょう。
お子さんの弱点(つまづいているポイント)をしっかりと見極め、ひとつひとつ丁寧に弱点を取り除いてくれます。
今の課題は何なのか?を明確にし、 実際の授業を行う中で問題への取り組み方をプロの目線から分析して指導してもらえます。
教え方という技術面だけでなく、精神的な面でも健全で愛情あふれる指導をしてもらえます。
塾では精神的なケアを求めるのは不可能なので、家庭教師にサポートしてもらえるのは心強いです!
家に居ながらオンラインでプロに指導してもらうオンライン家庭教師という選択もできます。
先生と直接いつでもやり取りできるのが、オンライン家庭教師のメリットですね!
限られた時間を有効に使うためにも、わからない部分はすぐに確認しましょう。
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二月の勝者第3巻が参考になる!算数の偏差値40を50にあげる方法
算数の偏差値が50未満で困っている人には、中学受験マンガの二月の勝者3巻を読んでみることをおすすめします。
中学受験の中堅塾が舞台の話なので、サピックスとは少し違うと思いますけど、根本は同じです。
偏差値50ないということは、計算力も含め、基礎がしっかりと定着していない証拠。
また、ケアレスミスも多いと書いてあります。
後半に出題される難易度の高い問題は初めから捨てて、サピックスのテストであれば前半の大問4くらいまでをしっかりと解けるようになるのが重要。
中学受験算数が苦手な人におすすめの問題集は秘伝の算数
基礎、応用、受験編と3冊にわかれている秘伝の算数4年生、5年生には個人的にすごくおすすめの参考書的な問題集なんです。
問題の数は多くはないですが、典型問題はしっかりと解説されているしポイントを押さえた学習ができますよ。
中学受験の算数を面白おかしく、しかも丁寧に解説してあるので算数が嫌いな人にはちょうどよいかなと。
解法も複数のってたりしますし、とてもわかりやすくておすすめです。
参考書や問題集で理解が進まないなら映像授業をうけてみては?
中学受験で算数が苦手な場合は、もしかすると参考書や問題集を自分で読んでみても理解しにくいこともあるかもしれません。
そんなときは、映像授業で学ぶ方が理解が進む可能性もあります。
4年生や5年生なら映像授業の方がいいかもしれませんね。
小学校の4教科すべての講義が受け放題ですし、中学受験する人向けの応用講座も準備されています。
算数の応用講座は全部で30講義あって、実際の中学受験の算数の基礎を解説してくれていますよ!
もし、お子さんが4年生とか5年生であれば、まず最初に映像授業の先生のわかりやすい講義を受けてみては?
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中学受験算数の苦手克服についてのまとめ
中学受験の算数が苦手な人は応用問題をやる前に基礎を徹底しましょう。
まずは計算。ミスなく素早く処理できるようにすること。
計算の訓練と同時進行で、中学受験の算数の苦手単元に絞って解説の詳しい問題集や参考書を使って何度も復習してください。
算数が苦手なら、応用問題には手を出さなくても大丈夫。
まずは基本問題と標準問題はしっかりと解けるレベルになることが先決です。
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