中学受験する小学生の大半は、新4年生(小学3年生の2月)から塾に通います。
2月から通塾するということは、前年の11月や12月には入塾テストを受けて合格していないといけないのです。
一般的には中学受験するかしないかというのは、子供が小さい頃に決定していることが多いと思うのですが、我が家の場合は違います。
夫が本人の意志を無視した中学受験は反対派だったので、息子(ケンタ)に中学受験する意思があるかを確認し、我が家は中学受験はしないと一度は決定していました。
それなのに、ケンタが中学受験したいと言い出したのは小学4年生の9月!
すでに塾に行ってる子に比べて7か月以上も出遅れてる!
もう、無理じゃないのか?
中学受験するか、しないか迷った日々を読んでもらえばわかるのですが、ちゃんと小3の夏頃から12月頃までに何回か中学受験する意思はあるのか、ケンタに確認はしたのですよ~。
中学受験する?
遊ぶ時間が減るのだったら嫌だ。
中学受験しなくていい。
この言葉を信じた母がバカでした・・・。
お友達が中学受験するために大手塾に通っているのをあちらこちらで聞くにつれて、行きたくなったのでした。
もう間に合わないかもしれないとグダグダと悩んでいても仕方ないので、ここからは積極的に動き始めました。
中学受験すると決めた以上は素早く行動しないと、早いスタートを切っている子どもたちとドンドン差をつけられてしまいますから、日能研に話を聞きに行ったり、四谷大塚やサピックスに資料請求したり…。
本記事ではサピックスの入室説明会にも参加したときの様子を紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
中学受験すると決めたら、まずは塾選び。どの塾にする?
小4の9月に中学受験すると決めたはいいものの、志望校などもちろんないし、どこの塾へ行けばいいかもわからない。
塾ナシで中学受験に挑めはしません。
だって、私自身が中学受験を経験していないので何もわからないので、塾に行く必要があるのです。
首都圏の中学受験の大手塾は4つ
- 難関校の圧倒的な合格率を誇るSAPIX(サピックス)
- 幅広いレベルに対応可能で圧倒的なデータがあるらしい日能研
- 予習シリーズに定評のある四谷大塚
- 熱血指導で有名な早稲田アカデミー
他にも、栄光ゼミナールやグノーブル、エルカミノ、Z会、エクタス、早稲アカのSPICA(スピカ)なんかも有名です。
グノーブルは元SAPIXの講師が立ち上げた塾。
SAPIXの人数が増えすぎて嫌な人はグノーブルを選ぶというのもありかもしれませんね。
塾選びに迷うのであれば、『塾みーる』が参考になります。
塾の料金や合格実績も確認できますよ。
早稲田アカデミーについて
ケンタの性格からして、熱血指導の早稲アカは候補から外しました。
ハチマキ巻いて、シュプレヒコールするイメージが強すぎて、ケンタには無理だと判断しました。
早稲アカの志望校特訓NNは良さそうだった
6年生になったら大抵の塾で志望校特訓というような名前の特定の中学入試講座があります。
SAPIXだと6年生の9月からSSというのが始まるのですが、SSが志望校特訓です。
早稲アカの場合はNN(何が何でもの略)です。
ケンタもNN○○(○○には学校名が入ります)の無料模試を夏頃(6年生の6月か7月ごろ)に1回だけ利用しました。
それ以降も日程が合えば、NNの模試を受けたかったけど、SAPIXのスケジュール(土特だったかな?)と時間が微妙に合わなくてて、受けなかったんですよね。
ケンタがテストを受けている最中は、親はNN○○の先生から志望校に特化したお話を聞けます。
この話が非常に的を射ているので、とても良かったのです。
NNの担当の先生方は、その学校の過去問を研究しつくしているんだなと話を聞いてわかりました。
四谷大塚について
残るは、SAPIXと日能研と四谷大塚です。
四谷大塚は予習シリーズが有名ですね。
SAPIXとは正反対!
SAPIXでは、復習主義で予習はするなと言われています。
そもそも、テキスト(プリント)も授業当日に配布されるので予習なんてできませんが。
四谷大塚はHPから資料請求するとすぐに電話がかかってきたのですよ。
行くと決めたわけでもないのに電話がかかってきたりして、対応にひっかかりを感じたので、ちょっと嫌だなと思ってしまったんですよね。
この時点で、選択肢からは外しました。
まずは日能研に相談に行ってみた
そこで、幅広いレベルの子どもを受け入れてくれると評判の日能研に話を聞きに行ってきました。
日能研では心配だった2点を確認。
- 模試などのテストを受けたことが全くないこと
- 通信教育のZ会はやっているが、どのくらいのレベルの学力なのかがわからないこと
夏休み前までは入塾テストは国語と算数の2教科だったらしいですが、この時期(9月)の入塾テストは国語、算数、理科、社会の4教科を受験する必要があるらしい。(当時のことなので今はどうななのかはわかりません)
とりあえず、時間があるときでいいのでお試しに国語と算数のテスト(正式な入塾テストではない)を受けてみます?と言われてホイホイと受けに行ったのでした。
この時点で、日能研に対する私の印象はかなりGoodでした。
日能研はとっても話がしやすい雰囲気だし、自習室もついているし、いつでも困ったときには相談に乗ってくれそうな感じがしました。
初めての中学受験だし、普通よりもかなり遅れての中学受験の勉強がスタート。
不安だらけだったから、サポートが手厚そうな日能研はかなり好印象でした。
受けさせてもらったテストの成績がわりと良かったらしく、Mコースというところで体験授業を受けてみませんか?と言われ、体験させていただいたけど、体験授業を受けたケンタの感想はあまり良いものではありませんでした。
私が好印象だっただけに残念でした。
社会の先生が感じ悪かったから、もう行きたくない!
1回だけじゃ、わからないよ。
実はいい先生かもしれないでしょう。
先生から質問されても全然わからなかったし、恥ずかしかった。
もう、行きたくないよ。
違う塾に行きたい。
社会の先生がちょっと嫌な感じだったようで、日能研には行きたくないと。
社会に関しては小学校での勉強以外に何もやってなかったので、全然授業についていけなかったのかな?
Z会でやってたのは、国語と算数だけだったのでね、仕方ありません。
ということで、日能研の正式な入塾テストを受けることもなく、次はSAPIXの入室説明会に行ってみることにしました。
サピックスの入室説明会へ行ってきた。サピックスは入室テストも有料!
日能研は電話で問い合わせすると、すぐに面談のような感じで室長さんが1対1でお話してくださいました。
しかし、SAPIXは全く違いました。
資料請求をすると、入室案内という冊子やさぴあという受験情報冊子などが入った封筒が送られてきました。
SAPIXは入室テストの説明会の日時も既に決まっていましたし、個別対応というのはなさそうな感じ?
とりあえず入室説明会というものに行ってきました。
SAPIXPの入室説明会は中途半端な時期なのに、わりと多くの人が来ていました。
数年前のことなので、はっきりとは覚えていないのだけど、入室テストの概要などの話があって、テキストのサンプル(算数は確実にあった)をもらいました。
小学校で良い成績のお子さんでも、中学受験の対策をしていなければ、入室テストは見たこともないような点数になるかもしれないけれど、びっくりしないでくださいね!
できる問題を確実に解いていってください。
というようなことを説明会担当の先生は、おっしゃいました。
入室説明会のときか、入室オリエンテーションでのときかは忘れたのだけど、下記のようなこともおっしゃいましたね。
5年生になると、小学校の勉強しかしていない場合は入室テストに合格するのも難しくなります。
基本的には5年生以降になるとZ会をきっちりとやっているとか、他塾からの転塾でないと入室するのは厳しいです。
やっぱりSAPIXって入室テストでも難しいのね、と思いました。
ただ、SAPIXの算数のテキストのサンプルを見て思ったのは、Z会の算数の方が難しいなということです。
算数はおそらく問題なさそうだと感じました。
SAPIXの算数って難しいと聞いていたけど、4年秋の時点ではZ会の中学受験コースの算数の方が難しいぞ!
もしかしたら、入室テストも大丈夫かも。
Z会やっててよかった~。
\Z会に資料請求してみる/
Z会の中学受験コースの口コミの記事にも書いてますけど、Z会の中学受験コースはわりと手ごたえのある問題にも取り組みます。
サピックス入室説明会の話した結果、入室テストを受けることに!
SAPIXの入室説明会を終えて、まずはケンタに報告。
SAPIXって難関校に合格する人数が他塾に比べて多いということや、入室テストも厳しそうだという話をすると、かなり食いついてきました。
お友達がSAPIXに行っているというのも興味があった理由のひとつだと思います(笑)
SAPIXの入室テストを受けてみたいというので、合格するための作戦を練りました。
入室テストに合格するまでは、何回でも諦めずにテストを受け続けるよ。
ケンタの宣言は評価してあげたいけど、まだ小学4年生。そこまでの根性もないと見た(笑)
できれば1回で入室テストに合格させてやりたいと思いましたね。
だから、もっちができることは可能な限りやりましたよ。
ケンタの頑張りもあって、7か月遅れの受験勉強開始でしたが無事に1回でSAPIXの入室テストは合格しました。
こちらの記事では、途中入塾でほとんど勉強もしてこなかったケンタのSAPIX入室テストまでの取り組みと結果について書いているので、SAPIXへの入室を検討しているなら、ぜひお読みください。
コメント